連携先ADの構成変更手順
連絡先ADの構成変更手順は、以下をご参照ください。
※画面はWindowsServer2012r2の画面となります。
※お客さまの環境によっては異なる画面となる可能性がございます。
1. AD/LDAP DN 「アカウントサービス用のDN」で指定した場所にアカウント連携用グループを作成ください。
2. グループ名に「アカウントサービスのDN」で指定したcnの値を設定ください。
その他のパラメータは以下を設定ください。
・グループのスコープ:グローバル
・グループの種類:セキュリティ
3. 同じようにStep1にて設定した「ユーザグループ用のDN」「セキュリティグループ用のDN」「IDP用のDN」に対応するグループを作成ください 。
4. サービス同期用のグループを作成ください。
Base DNで指定したDN配下の任意の場所にサービス同期用グループを作成ください。
グループ名は同期するサービスごとに固定となります。
サービス名は以下をご参照ください。
※オンプレミスシステムおよび、汎用Saml連携サービスは、管理者ポータルの「ユーザ」 > 「CSVインポート」に表示される連携システム名でグループを作成ください。
5. 作成したグループをアカウントサービス用DNで指定したグループのメンバーとして所属させてください。
以下の画面はアカウントサービス用のDNを以下とした場合の例となります。
例 )cn=sync-services,ou=base,dn=sso,dn=whitecloud,dn=jp
6. 本サービスの権限管理用のグループを作成ください。
※本作業はADにて本サービスの特権管理を行わない場合は設定不要です。
Base DNで指定したDN配下の任意の場所に権限管理用のグループを作成ください。
権限管理用のグループ名は以下を指定ください。
7. 作成したグループをIDPのDNで指定したグループのメンバーとして所属させてください。
ユーザ同期設定
ADのユーザ同期設定手順は、以下をご参照ください。
1. 各サービスとの同期を行うユーザをサービスと対応するグループに所属させてください。
必要に応じて、権限設定用グループに所属させてください。
以下の画面はG Suiteと同期が行われ、営業部の管理権限を持つユーザの例となります。
注意事項
ZscalerおよびLINE WORKSをご利用の場合は、「SAML拡張 ユーザID属性マッピング」の設定が必要となります。
「Step1. AD接続設定」の手順3、アカウント属性の「SAML拡張 ユーザID属性マッピング」をご参照ください。
サービス固有ロールに関する同期設定
サービス固有ロール(ライセンス等)のユーザ割り当てをAD情報を元に管理可能です。
Step1で設定した各サービスのロール(Office 365ロール用のDN等)で指定したDNと一致するグループを作成します。
作成したグループ配下に各サービス固有のロールIDをグループ名としたグループを作成ください。
グループ名は管理ポータルの「ユーザCSVインポート」画面の各サービスのロールID"()より前の値"を設定ください。
ここではOffice 365のライセンスをユーザに割り当てるケースを想定して説明いたします。
以下の例では、
ロールIDに一致する「ENTERPRISEPACK/EXCHANGE_S_ENTERPRISE 」=「Exhange Online(Plan2)」ライセンスが
・「山田太郎」
・「営業部グループに所属するメンバー」
に割り当てられます。
ロールIDに一致する「ENTERPRISEPACK/MCOSTANDARD 」=「Lync Online(Plan2)」ライセンスが
・「鈴木次郎」
に割り当てられます。
サービス許可したユーザ全てに同一のロールを自動的に付与することも可能です。
詳しくは「Active Directoryを使用してサービスを許可したユーザ全てに同一のロールを付与する方法を教えてください」をご参照ください。
お客様環境によりロールIDと一致するグループ名を作成した場合、以下のエラーが出る場合があります。
その場合は続行を選択ください
1. ロールIDをグループ名としたサービス固有ロール割り当てグループを作成し、割り当てるユーザ・グループを登録ください。
ロールIDは管理ポータルの「ユーザCSVインポート」画面を参照ください。
登録するユーザはサービスを許可されたユーザである必要があります。
2. 作成したグループを各サービスロール用のDNで指定したグループのメンバーとして登録ください。
グループの同期
同期対象となるグループを作成したグループ同期用 DNで指定されたグループに所属させます。
同期対象のグループのメンバーとしてユーザ、グループ、連絡先を登録可能です。
以下が構成のイメージとなります。
1. 同期対象となるグループを作成し、グループのメンバーを登録ください。
グループのメンバーは同期対象となるデータである必要があります。
2. 作成したグループをグループ同期用のDNで指定したグループのメンバーとして登録ください。
セキュリティグループの同期
同期対象となるグループを作成したセキュリティグループ同期用 DNで指定されたグループに所属させます。
セキュリティグループにメンバ登録されたグループ、ユーザが本サービスのセキュリティグループに同期されます。
構成イメージは以下をご参照ください。
連絡先の同期
連絡先同期用 DNで指定されたグループに所属する連絡先オブジェクトが同期されます。
構成イメージは以下をご参照ください。
Step3. データ同期設定 にお進みください。